橋下「都構想」に霞が関の毒薬

「消費税は地方税に」とのつぶやきに愕然。民主党案に“注射”して骨抜きを画策。

2012年5月号 POLITICS

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いま政界でもっともホットな話題は、橋下徹大阪市長がツイッターに書き込むつぶやきだろう。野田佳彦首相が「不退転の決意」で進める消費税増税に、谷垣禎一自民党総裁が乗って話し合い解散になだれこむかどうかが政局の最大のポイントだけに、既成政党の最大の脅威「大阪維新の会」の橋下市長が増税にどんな姿勢を示すか、政界関係者は固唾を吞んでいる。その橋下市長が4月6日に朝日新聞社説への反論という形で、地方分権とからめて消費税増税反対をつぶやきだした。「地方分権を進める。国のかたちを変える。そのためには地方の税源を整備する必要がある。消費税こそ地方税にすべき税源だ。国のかたち論、地方分権論の本質をしっかりと理解すれば、国税のかたちで消費税を上げろ!という主張にはならない。消費税は地方に移譲すべきという議論になる」この内容は、実は前回の総選挙直前の本誌2009年9 ………

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