中東原油よりカナダ油砂を頼れ

「原発苦」の日本に救世主。環境汚染問題とパイプライン敷設さえクリアできれば。

2012年5月号 BUSINESS

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東日本大震災以降、日本のエネルギー・ミックスは劇的に変化した。発電量の3割を占めていた原子力発電は4月時点で稼働が1基のみ。代替の火力発電のため原油輸入を33%増やしたが、輸入元の中東やアフリカは政情次第で供給がいつ途絶えるともわからない。米国主導で経済制裁包囲網が敷かれるイランからの原油輸入は11年2月以降、約3分の1削減した。いずれは安定供給産油国として豊富なオイルサンド(油砂)資源を持つカナダに目を向けることになるだろう。オイルサンドは粘性の高い油分を含む砂石のことで、頁岩に含まれるオイルシェールとは区別される。オイルサンドの埋蔵量のほとんどが、カナダとベネズエラの2カ国に集中しているが、カナダ・アルバータ州の確認可採埋蔵量は1700億バレルと世界最大のサウジアラビアの原油に次ぎ世界第2位の規模なのだ。ただ、1バレルの重質原油を得るために数トンの ………

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