「人身御供」白川日銀哀れ

渋々追随した物価の「目途」が効いてしまった。ひたすら責任回避だが、増税とのバーターに日銀法改正も出て真っ青。

2012年4月号 BUSINESS [物価目標効果]

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はっきり言えば、白川方明日銀総裁、あなたの負けだ。本誌の批判にむきになって耳を塞いできたが、とうとう2月14日、「中長期的な物価安定の目途」を当面「1%」としたうえ、資産買い入れ基金の10兆円増額を発表した。とたんに円・ドル相場は円安に振れ、好感した株式市場も急上昇している。本誌が主張してきた「物価目標」(インフレターゲティング。略称インタゲだが、今回のは「イン“目途”か)と金融緩和をほんの少しやった程度で、これだけの効果が出た。なぜ、もっと早くやらなかったのかと言いたい。グズの日銀が動いたきっかけは、米連邦準備理事会(FRB)のインフレ目標導入だ。米国に比べたら腰が引けている。ベン・バーナンキ議長は、リーマン・ショックで世界大恐慌に陥るかもしれなかった危機を大胆な金融緩和で乗り切り、最近の米国経済は上向きになっている。その実績をひっさげ、議会関 ………

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