ブローカーが蠢く世界で脱線。鳥取県と市まで巻き込んだが退散し、あとは貝となった。
2012年4月号 DEEP
蛍光灯から「節電時代の切り札」LED照明に入れ替える2兆円市場に意外な“闇”が待ち受けていることを、本誌前号は電通100%子会社の電通ワークスに発生した「113億円見込み発注疑惑」として報じた。資本力があり、販路を持つ大手は「楽して儲かるビジネス」と甘い考えで参入、ブローカーが蠢く業界で四苦八苦している。電通ワークスでは同社担当者を巻き込む「循環取引」疑惑も浮上、刑事事件化は必至の情勢となった。それについては回を改めるとして、「LEDの闇」第2弾は、鉄鋼大手JFEホールディングスの子会社、JFEエンジニアリングの「進出と撤退」にまつわる話である。JFEと言うより、一般には日本鋼管と川崎製鉄の合併会社と言うほうが分かりやすいが、その子会社とはいえ、売上高3・2兆円の大企業のエンジニアリング部門なので、資本金100億円、従業員7500人、売上高は2700億円もある。
そのJFEエ ………
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