「密談報道」にいきり立ち、売られた喧嘩は買う。温厚で気まじめな「ガッキー」に異変あり!
2012年4月号 POLITICS
野田佳彦首相との「極秘会談」をきっかけに「草食系」党首と揶揄されてきた自民党の谷垣禎一総裁が豹変しつつある。党内外からの批判もどこ吹く風。「なるようになる」と達観しているかのように映っていた総裁も、日増しに高まる「谷垣降ろし」を座視できなくなってきたようだ。極秘会談の真偽を問うメディアに声を荒らげ、頼りない側近を欺き、闘志を露わにするなど少なからぬ変容を遂げつつある。
「私が責任を持ってお会いしたことは無いと申し上げている!それだけで十分だと思います!」新聞各社が極秘会談を一斉に報じた3月1日。自民党本部4階で行われた定例の総裁会見には通常の倍近い報道陣が詰めかけた。谷垣氏は表情を硬くして全面否定を繰り返した。気色ばんだ記者が「会談当日はどこで何をしていたか」と噛みつくと、谷垣氏も負けじと「断固話しません! 会ってない! それだけです!」 ………
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