1件あたりの被害額が急増する「特殊詐欺」

2012年4月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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金融商品などの販売を騙った「特殊詐欺」が急増していることが警視庁の調査でわかった。特殊詐欺とは、面識のない不特定の者に対して、電話などの通信手段により、対面することなく詐欺行為を行うことを指し、「振り込め詐欺」と「振り込め類似詐欺」に分類されている。前者は「オレオレ詐欺」「架空請求詐欺」「融資保証金詐欺」「還付金等詐欺」の4類型。一方、後者は偽造証券の交付、情報やサービスの提供を伴うもので、「金融商品等(未公開株、社債など)」「ギャンブル(パチンコ必勝法など)」「異性(女性紹介など)」「その他」に分かれている。警視庁管内(都内)の11年の特殊詐欺被害状況は、振り込め詐欺の認知件数が前年比11.7%減の1563件、被害額は同13.0%増の36億2192万円となった。1件あたりの被害額が多額化しており、しかも、そのほとんどがオレオレ詐欺によるものだ。一方、最近、 ………

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