東京都暴排条例施行で増える暴力団員検挙数

2012年4月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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警視庁関係者によると、東京都内の11年の暴力団員検挙数(準構成員を含む)は、前年より686人増加し、全体で4651人に上った。内訳は暴力団構成員が1357人と前年より12人増えた。構成員のうち、組長などトップクラスは8人で前年より5人増、幹部クラスは494人で23人減り、組員は855人と30人増えた。一方、準構成員は前年より674人増と大幅に増え、3294人も検挙された。指定暴力団別では、住吉会系の1824人に続き、山口組系1256人、稲川会系749人と、3大組織が検挙者の8割以上(3829人)を占めている。検挙内容別にみると、薬物(覚醒剤)不法所持・使用が634件でトップ、次いで窃盗罪575件、傷害罪439件、詐欺罪400件、恐喝罪316件。暴力団というと傷害や恐喝が頭に浮かぶが「すぐに逮捕される恐喝や傷害などは暴力団側も用心している」(警視庁関係者)ため、薬物関連や窃盗、詐欺などが多くなっている。 ………

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