原発事故の「大罪人」班目と寺坂

巷では「デタラメ」と呼ばれる男が要職に居座り、見苦しい責任逃れ。トップから職員まで無責任な保安院も同罪だ。

2012年4月号 LIFE

  • はてなブックマークに追加

大規模災害の発生時には混乱がつきものだ。てきぱきと対応できたはずと言えるのは後になって落ち着いてからである。その対応がうまくいかない責任はもちろん時の政府、とどのつまりは政府を指揮する首相にある。だから、どんな災害も対応がまずいのは首相のせいとしておけば誤りはない。民間の立場から東京電力福島第一原子力発電所の事故を調べた「福島原発事故独立検証委員会」の報告書は、この自明の論理で体裁を整えた事故総括と言えるだろう。言うまでもなく、菅直人首相(当時)の福島原発事故の処理は場当たり、拙さが際立ち、情報操作が甚だしかった。しかし、事故を検証するなら最も責任が問われるべき当事者、地震や津波対策を怠った東電を俎上に載せなければ意味がない。報告書は東電が事情聴取に応じなかったとの理由で言及なし。極論すれば、菅首相をけなしたり持ち上げたりしてもっともら ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービスです。年間定期購読をご契約の方は無料でご利用いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※ご利用いただけるサービスは購読コースにより異なります。詳しくはこちらをご覧ください)。