「長老跋扈」が三菱重工を滅ぼす

大宮社長が異例の続投。相川、西岡の両長老の逆鱗に触れた宮永副社長は針のムシロだ。

2012年3月号 BUSINESS

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1月25日に開かれた三菱重工業の取締役会は異例ずくめだった。通常なら午前10時の開始が、「議題が一つ増えた」(三菱重工関係者)という理由で、1時間前倒しになった。三菱重工の社長交代は2期4年が不文律。現社長の大宮英明は4月で就任4年を迎えるため、この日の取締役会でバトンタッチが決まると見られていた。そこへ開始直前になって議題が追加され、おまけに通常なら午前中に終わるはずが午後1時半過ぎまで延長された。出席者の一人は「社長交代を決めるんだな」と思ったそうだが、あにはからんや、三菱重工は社長交代を発表せず、一日が終わった。何があったのか。「追加された議題は、子会社で50年ぶりに国産航空機を売り出そうとしている三菱航空機がらみ。午後まで延長したのは取締役会メンバー全員で昼食を取ったからだ」と、前出の関係者は言う。

高下駄を履いた「黒字転換」

2月3日に三菱重工は再び取締役会を開く。こ ………

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