岡田サッカーと中国「腐敗菌」

11年前の「疑惑の6分間」事件が物語る根深さ。自浄作用なき“国策マシン”が動き出し、ファンの嘆息が聞こえる。

2012年3月号 GLOBAL [八百長天国の罠]

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昨年12月15日、中国のプロサッカーリーグに初の日本人監督が誕生した。ワールドカップ(W杯)日本代表チーム前監督の岡田武史氏が、浙江省のクラブチーム「杭州緑城」との契約にサインしたのだ。W杯南アフリカ大会で日本代表をベスト16に導いた岡田監督の名声は、中国のサッカーファンにも轟いている。若いファンには反日感情もあるが、日本代表の実力がアジアのトップクラスであることは誰も異論を挟めない。国際サッカー連盟(FIFA)のランキングで中国はアジア7位に低迷。ロンドン五輪のアジア予選でも早々と敗退した。岡田監督の招聘が刺激になり、中国のサッカー界全体がレベルアップすることをファンたちは熱望している。

八百長や賭博は公然の秘密

岡田監督もそれを感じるのだろう。契約直後に「2012年にリーグ優勝するのが目標」と宣言して話題をまいた。杭州緑城は中国の1部リーグである「スーパーリーグ」を戦うが、1 ………

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