パチスロ「サミー」に塩を送った「岡田和生」

2012年3月号 GLOBAL

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「アルゼの岡田」と呼んだほうが通りはいいが、パチスロ機大手、ユニバーサルエンターテインメント(旧アルゼ、ジャスダック上場)の創業者兼会長、岡田和生が1月26日、フィリピンのマニラ湾に姿を見せた。マスコミ嫌いで知られ、1年の半分は香港在住だから、人前に出るのは久しぶりのこと。この日は、同社グループが社運を賭けて立ち上げる客室数全1050室のカジノホテル2棟を含む「マニラベイリゾーツ」(総工費20億ドル)の着工式だった。が、上機嫌の笑顔とは裏腹に資金調達難が囁かれる。自身が筆頭株主の米カジノホテル経営会社ウィン・リゾーツ(ナスダック)に対し、資金使途の情報開示を求める訴訟を起こし、4人の取締役選任を要求する株主提案をしたとブルームバーグが報じたからだ。岡田がラスベガスのカジノ王、スティーブ・ウィンに出資し、マカオでカジノを折半で経営して高収益を挙げてい ………

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