グーグルが遮断? NTT次世代通信網

ガラパゴスの設計思想が祟り、IPv6でアクセス遅延。フェイスブック、米ヤフーなどからも嫌われる。

2012年3月号 BUSINESS

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NTT東日本・西日本のNGN(次世代通信網)が、インターネットの巨人グーグルから「ノー」を突き付けられた。インターネットの次世代通信プロトコルであるIPv6(アイピー・バージョン6)の世界的規模の実験として昨年6月8日に行われた「ワールドIPv6デー」で、NGNユーザーにアクセス遅延が起きたのが発端だ。現在、主に利用されているIPv4は、インターネットの急激な普及で42億のIPアドレス(ネット上の住所にあたる識別番号)が枯渇しかけている。日本では昨年4月に在庫が払底、放置しておくと、新規の利用者や事業者がアドレスを持てない。そこで、事実上無尽蔵に割り当てが可能なIPv6の世界的普及が急がれているのだ。昨年6月の実験には、グーグルやフェイスブックなどの有名サイトはもちろん、世界中からサイト運営者や接続事業者(ISP)などが参加し、IPv6でのサービス運用における問題点などをあぶ ………

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