幸福の科学の大川総裁が 「日銀批判」を選挙の目玉に

2012年3月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

  • はてなブックマークに追加

最近、日本橋本石町で話題を呼んだのは「2人の総裁の対話」だ。「幸福実現党」の支持母体である幸福の科学の宗祖、大川隆法総裁が教団の機関誌などで、日銀の白川方明総裁の守護霊を呼び出し、スピリチュアル対話を行ったと喧伝しているのだ。同機関誌によると、金融政策に関する幸福実現党の主張は「日銀の国債引き受けは最大70兆円規模にすべき」「お金をもっと刷って市場に出せ」という内容で、日銀の考え方とは全く異なる。日銀との意見対立を埋めるべく、「白川総裁の守護霊をお呼びし、対話した」という触れ込みだ。例によって大川氏が白川総裁の守護霊を「呼び出し」、幸福の科学関係者が質問する形が取られ、同機関誌によると、1月2日に実施したという。むろん対話の中身は支離滅裂。例えば「日銀は何もしていないのではないか」という問いに、呼び出された白川総裁の守護霊は「『何もしない』 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。