TOBしたばかりのPGMの社長に、ライバル「アコーディア」のやり手を引き抜き虎視眈々。
2012年2月号 DEEP
戦国時代を彷彿させるような社長就任劇であった。米国系の投資ファンド、ローンスター傘下のゴルフ場運営会社PGMホールディングス(東証1部)に対し、パチンコ機器メーカーの平和(東証1部)がTOB(株式公開買い付け)を行い、連結子会社にしたのは昨年12月5日。パチンコ機器メーカーがまったく畑違いのゴルフ場運営に乗り出すこと自体が驚きだった。さらにその10日後、PGMの社長内定者の名を聞かされて、業界や金融関係者はまたあっと息をのんだ。昨年5月までPGMのライバル、アコーディア・ゴルフ(東証1部)の取締役執行役員を務めていた神田有宏だったからだ。米大手投資銀行の日本法人、ゴールドマン・サックス証券からアコーディアに転籍した神田が、なぜライバル企業の社長に転出したのか。なぜ平和がゴルフ場の運営に乗り出したのか。また、平和の参入によって業界再編はどうなるのか――。
90年 ………
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