中朝は「一枚岩」でなく当面様子見

「解放軍が平壌入り」との香港報道はガセネタ。中国は金正恩の体制固めを静観か。

2012年2月号 GLOBAL

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朝鮮中央テレビが金正日(キムジヨンイル)総書記の急死を伝えた4日後の2011年12月23日、香港のタブロイド紙「蘋果日報」(アップルデイリー)の一面トップに「解放軍が平壌(ピヨンヤン)に入った」という大見出しが踊った。金正日の後継者である三男の金正恩(キムジヨンウン)(朝鮮労働党中央軍事委員会副委員長)からの要請を受け、中国政府が人民解放軍の精鋭部隊を平服で平壌に派遣し、金正恩の警護にあたっているという内容だ。もし事実なら大スクープだが、筆者に言わせれば中朝国境沿いの町やネット上に流布している噂話をそのまま報じたガセネタにすぎない。我々香港の中国人権民主化運動情報センターが独自に確認したところ、中国軍は金正日死去の第一報の直後から行動を開始したものの、部隊の動きは万が一に備えた警戒水準の引き上げにとどまっている。

解放軍の動きは最小限

まず、中朝国境に点在する歩哨所 ………

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