火を噴く大王製紙の「切り売り」再編

エリエールを狙う三菱商事。王子やレンゴーも虎視眈々。「創業家のドン」の出方がカギ。

2012年2月号 BUSINESS

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創業家出身の前会長、井川意高(47)が特別背任罪で起訴された大王製紙の「再編」が動き出した。「エリエールに興味がある」と三菱商事関係者は言う。1943年に四国の製紙メーカー14社が大同団結して誕生した大王は62年に会社更生法の適用を申請。窮地に陥った創業者、井川伊勢吉を助けるべく同年に入社した長男の高雄(74)は多角化を進め、再建を果たした。その牽引役となったのが家庭紙事業だ。79年、「エリエール」ブランドのティッシュペーパーを発売。「スコッティ」「クリネックス」「ネピア」などの先行ブランドがある中で安値攻勢をかけ、86年にはシェアトップに躍進した。高雄は「エリエール」ブランドをティッシュだけでなく、トイレットペーパーや紙おむつなどにも拡大。これにより大王を王子製紙や日本製紙に次ぐ業界3位の総合紙パルプメーカーに育て上げた。それは同時に高雄を「中興の祖 ………

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