「橋下マニフェスト」を民主・自民は呑めない

2012年1月号 連載 [政々堂々 第37回]

  • はてなブックマークに追加

ひょっとしたら、永田町も変わるだろうか。そんな地鳴りを感じさせる大阪ダブル選挙だった。大阪維新の会を率いる橋下徹が大阪市長に、盟友の松井一郎が大阪府知事にそれぞれ圧勝すると、激震はあっという間に永田町に波及した。自民党の石原伸晃幹事長は「僕は(大阪府連の対立候補応援に)反対した。実は内心(橋下勝利を)喜んでいる」と語り、擦り寄る姿勢を隠さない。民主党の小沢一郎元代表も橋下の実力を評価している。はたして橋下旋風は大阪ローカルにとどまるのだろうか。それとも永田町、霞が関をも変えていく大竜巻に発展していくのだろうか。*橋下徹という政治家を評価するには、まず「彼が何を訴えてきたのか」をみなければならない。バラエティー番組のタレント弁護士出身だけに派手な言動に目を奪われがちだが、実は橋下は「アジェンダ(政策課題)重視」の政治家である。それは選挙公 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。