中国の海外資源荒らし「88Q」

アフリカであくどい資源漁り。謎の香港企業グループの正体は?探査した米議会報告の共同執筆者が寄稿。

2012年1月号 GLOBAL [暗黒大陸の汚れた手]

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香港島中心部の高層ビルが林立する一角。金鐘道88号(88Queensway)に聳えたつ複合商業施設「太古広場」(パシフィック・プレイス)のオフィスタワー2号棟10階には、謎の企業帝国が本社を構えている。中国国際基金(CIF)と、アンゴラの国営石油会社ソナンゴル系列の安中石油(チャイナ・ソナンゴル)である。両社はその住所からアナリストが命名した「88Qグループ」の中核。このいかがわしい企業ネットワークは、世界でも、とりわけ豊富な資源国でありながら政情不安が続くアフリカのサハラ以南の国々で、やたらと派手だが極めて問題の多い投資案件に多数かかわっている。88Qグループの組織構造は複雑かつ不透明だ。傘下に100以上の企業があり、それぞれの事業は複数の国の法制度にまたがっている。多くは、脱税目的でオフショア諸国や地域で法人化されたペーパーカンパニーだ。迷路のように入り組んだ ………

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