橋下を操る「陰の市長」上山信一

「橋下劇場」に改革ブレーンの慶大教授がついに登場。総勢3万人の大阪市労連とのガチンコ勝負が見もの。

2012年1月号 POLITICS

  • はてなブックマークに追加

「選挙の民意を軽く扱う発言が(大阪市職員に)見えた。嫌なら辞めるなり、自分が立候補すればいいだけ。身分を外すリスクを負ったうえで発言すべき」11月27日に行われた大阪府・市長ダブル選挙で圧勝した大阪維新の会。当選後の記者会見で橋下徹新市長は、いきなり切れた。役所に出勤してきた大阪市職員が、マスコミの取材に応え「僕の考えている民意とは違う」「できないものはできないと言っていく」などと述べていたことに怒りを爆発させたのだ。橋下新市長の初登庁は12月19日。12月5日から連日、橋下氏は市の各部局長を呼びつけ、ヒアリングを行っているが、大阪市役所は今、嵐の前の静けさだ。ある幹部職員は「落選した平松邦夫前市長の支援に回った幹部はすべて飛ばされると噂されています。大阪府と同じようにメールで橋下氏に垂れこむ密告制度が導入されるでしょうから、市の職員の間に疑心暗 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。