「商品取引所」を取り込めない畑中金融庁のイライラ

2012年1月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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紆余曲折の末、東京証券取引所と大阪証券取引所が13年の経営統合に合意した。日本市場の地盤沈下に危機感を募らせていた所管官庁の金融庁もほっと一息かと思いきや、意外に顔色は冴えない。そもそも東証・大証の統合交渉は金融庁の仕掛けで始まったわけではない。春先に統合を視野に入れた両取引所首脳の動きを嗅ぎ取ってはいたが、詳細を把握する前に日経新聞にスクープされてしまった。1面トップの派手な見出しが躍る朝刊を前にして、金融に疎い自見庄三郎金融相にろくなブリーフィングもできず、金融庁は面目丸潰れ。「当時の三国谷勝範長官が担当審議官を呼びつけ、グリップの甘さを厳しく叱責した」(金融庁関係者)という。その後も金融庁の出番はなく、ついに「日本取引所グループ」の誕生が決まった。実に面白くない展開である。そもそも金融庁の目論見は、証券取引所と商品取引所を統合し、「 ………

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