橋下「独裁」宣言に翻弄された在阪テレビ局

2012年1月号 DEEP [ディープ・インサイド]

橋下徹大阪新市長の「独裁」宣言は、実は不況・停滞に倦む大阪庶民の熱狂と、一部「人権派」インテリ・メディアの反発、空虚な「反独裁」キャンペーンを張る平松邦夫前市長陣営の動きを読み切った挑発戦略だった――。本人が選挙翌日の関西テレビ(フジ系)番組で「メディアと相手がまんまと乗ってくれました」と認めたから、もはや疑問の余地はない。成熟した民主主義国家で独裁が不可能なことは、弁護士出身の橋下なら百も承知。「刺激的なワード」に弱いメディアとインテリを挑発し、欲求不満の庶民に「劇場型選挙」の熱狂を与えた。その点で橋下は当代随一の「大衆扇動家」にほかならない。橋下の術数に嵌ったのがNHK、読売テレビ(日テレ系)、テレビ大阪(テレビ東京系)の3局。橋下の「独裁必要」論を真に受け、過剰反応してしまった。橋下の底意を察知し、必ずしも真に受けなかったのが関テレと毎 ………

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