スターフライヤーが株式上場国際定期便進出の正念場

2012年1月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

  • はてなブックマークに追加

北九州空港を本拠とする新規航空会社スターフライヤー(SFJ)が12月21日、東証2部に上場する。新規航空会社の上場は2000年5月のスカイマーク(東証マザーズ)に次ぐ快挙だ。上場で知名度上昇と数億円の資金調達がかなうが、今後、スカイマーク、外資系の格安航空会社(LCC)、エアアジア(マレーシア)やジェットスター(豪)との競合が激しくなる。「JALやANAより4千~5千円安い運賃でLCCより良質のサービス」という、SFJの「中庸」路線がどこまで通用するか、見ものだ。SFJは06年3月、北九州-羽田線(現在、一日12往復)で開業。当初の上場予定は08年度だったから3年遅れの実現だ。原油高騰やリーマン不況も響いたが、大株主のTOTO、安川電機、九州電力、日産自動車(九州工場)、新日本製鉄(八幡製鉄所)など地元・北九州の大企業の出張需要に支えられてきた。このため、贔屓筋のない羽田-関空線 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。