タイ洪水「外資優先排水」に反発

美女首相に非難の嵐。家が水浸しの住民が「なぜ日本企業などの工業団地の排水を優先するのか」とむくれる。

2011年12月号 GLOBAL [インラック政権が窮地]

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7月の総選挙に勝ちタイの首相に就任したばかりだが、首都バンコクの中心部まで大洪水に見舞われたインラック・シナワット首相に、イエローカードが突きつけられている。後手に回って統制のとれない混乱ぶりや、貧困層の居住区より日本のメーカーなど外国企業に配慮して、工業団地の排水を優先したことなどで非難囂々だ。選挙の支持基盤層だった大衆からもソッポを向かれそうだ。インラック首相には、06年に軍部のクーデターにより失脚して国外で暮らす兄のタクシン・シナワット元首相の“操り人形”にすぎない、との批判がある。このため、インラック政権は、タイに投資する外国企業と大衆支持層の両方の顔色をうかがいながら、対応に四苦八苦しているのが現状で、この大災害をどう乗り切るかは、今後のタイ政局の先行きを決定づけることになるだろう。

トヨタ、日産、ホンダ被災

タイでは7月末から続いた激しい雨で10月下旬まで ………

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