韓国がTPP参加の「隠密作戦」

したたかな李明博大統領は、米韓FTAの発効後、日本を出し抜く「Xデー」を狙っている。

2011年12月号 BUSINESS

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紆余曲折の末、野田佳彦首相が環太平洋経済連携協定(TPP)交渉への参加方針を決断した。ただ、見切り発車の印象は否めず、民主党内や農業団体などの反対論や、首相批判が一段と高まっている。ライバルの韓国に出遅れた通商政策の巻き返しは、日本の悲願と言える。しかし、日本がTPPへの参加を表明しても、韓国はしたたかだ。ぐずぐずしていると、出し抜かれる事態を警戒する必要があろう。TPPに参加か反対か、推進派と反対派が国内で大詰めの議論を戦わせていた11月初め、首相はギリシャ危機が焦点になったフランス・カンヌでの主要20カ国・地域(G20)首脳会議に出席した。しかし、ドジョウ首相の存在感は薄かった。

実利優先の「CEO大統領」

象徴的だったのが、G20の首脳がずらりと並んだ雛壇での恒例の写真撮影だ。首相は2列目の端のほうにポツンと棒立ちで、誰ともあまり話ができず、孤立した印象を与えた。議長役のサル ………

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