「政策より政権」を自ら露呈村山元首相が証言録

2011年12月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

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永田町で、ある本が話題を呼んでいる。『村山富市の証言録─自社さ連立政権の実相』(新生舎出版)。村山元首相の回顧インタビューだが、よくある元政治家の自慢本ではない。村山氏自身に気持ちよくしゃべらせながら、結果として「政権第一、政策は二の次」という村山政権の実像を浮き彫りにした。離れ業をやってのけた好著である。証言から読み取れるのは村山氏のしたたかさだ。村山氏は表向き「非自民が筋」と言いながら「自社政権の方が民主的でいい」という考えを持ち続けた。社会党は非自民の細川連立政権に参加しながら、金銭問題で自民党が細川首相を追及するのを傍観した。細川後の振る舞いも絶妙だ。羽田政権発足直後、連立与党内で統一会派・改新が結成されると「聞いていない」と批判し連立を離脱。その2カ月後、羽田政権との政策協議を「社会党がのめない提案がされた」と言って休憩扱いにし ………

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