2011年12月号 DEEP [ディープ・インサイド]
「日刊紙・日曜版とも前進まであと一歩及ばず」。これは日本共産党の「しんぶん赤旗」10月2日号の党活動面の見出しである。共産党は7月に開いた第3回中央委員会総会(3中総)で、9月からの「赤旗」の値上げを決めた。その結果が「前進まであと一歩及ばず」である。これは、現状から後退したことを指す。10月度も「日刊紙はわずかに及ばず」(「赤旗」11月5日号)である。共産党は3中総で突如「日刊紙の危機は猶予できない。毎月7億円の売り上げに対して2億円の赤字」と報告した。「赤旗」には日刊紙と日曜版があり、日刊紙は月2900円で読者は24万人(10年前は36万人)。打開策として日刊紙を月500円値上げし、併せて2万部拡大すると決定した。昨年9月の2中総によれば、党員総数は40万人余、党費納入は62%。参院選の活動に参加した党員は5~6割、1カ月に一度も支部会議が開かれない支部が2割。党員の世 ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。