「稲盛勇退」「日航再上場」は主幹事証券の嘘っ八

永田町や霞が関に流れる「日航再上場スケジュール」。火もとは「京セラ詣で」の主幹事証券か。

2011年12月号 BUSINESS

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「来年1月に退くことは考えていない。健康の許す限り責任を全うしたい」。11月8日、日本航空が2011年4~9月期の連結決算を発表した席上で、同社会長の稲盛和夫は自身の進退について、こう言及した。かねて早期辞任を示唆していた稲盛が、突如として「前言撤回」に及んだことが憶測を呼んでいる。10年1月に会社更生法の適用を申請した日航は、更生計画の中で12年度中の再上場を目指すと表明している。株式上場の前提となる業績は11年3月期に過去最高となる連結営業利益1884億円を計上。今期も、大震災の影響を受けたが、業績は好調で、更生計画で掲げていた営業利益目標754億円を2倍近い1400億円に上方修正すると発表。大西賢社長は「早い時機に再上場したい」と自信を見せた。

稲盛会長は来年3月勇退?

日本のフラッグキャリア、日航の経営破綻という未曾有の事態に、立志伝中の経営者である稲盛が、民主党の前原誠司国土交通 ………

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