ワーゲンが百年ぶりの「設計革命」

玩具のレゴブロックを組み立てるようにクルマを安く簡単に造る。新興国を制覇する技術革新。

2011年12月号 BUSINESS

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ドイツのフォルクスワーゲン(VW)が「設計大革命」に取り組んでいる。標準・共通化された「レゴブロック」のような部品の塊で低価格車から高級車までを組み立ててしまう手法の導入だ。これにより、変速機やサスペンションといった足回り部品から構成される車の骨格(プラットホーム)という概念が消えるこの手法が自動車業界の勢力図を塗り替える可能性もある。VWの挑戦はまだ、日本の自動車業界の一部でしか知られていない。VWを調査した関係者は「1908年に誕生したフォードシステムで車の骨格という概念が誕生したが、まさに百年ぶりの設計革命が起ころうとしている」と断言する。

エンジニアの「聖域」にメス

VWの新手法は「モジュールツールキット」と呼ばれる。モジュールの語源は、ギリシャ時代の建築様式で使われた規格「モドゥルス」であり、部品を揃えて組み合わせるという意味。ツールキットは大工道具。要するに、大 ………

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