「打倒松下政経塾」日本政策学校の挑戦

2011年12月号 BUSINESS

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「松下政経塾に勝ちましょう!」佐賀県の樋渡啓祐・武雄市長の掛け声に、会場に集まった100人を超える人々の間からは、大きな拍手と歓声が湧いた。11月26日に開校する「日本政策学校」の「開学前記念シンポジウム」での一幕だ。新時代の政治家育成を目指して開校する同校は、実にユニークだ。「主義・主張を超えた議論を身につけさせる」ことを目的に、多彩な講師を迎えた。野中広務・元内閣官房長官、野田聖子・元郵政相、長妻昭・元厚生労働相、蓮舫・行革担当相、塩崎恭久・元内閣官房長官など、文字通り「超党派」だ。講義もユニーク。例えば、実践を重視するため、受講生は国会議員になったつもりで「議員立法」を学ぶ。この講義では、実際に議員立法を行ったことがある野田、塩崎両議員が講師を務める。地方自治を学ぶ場合も、受講生自身が首長(知事、市長)になったと仮定して「首長マネジメン ………

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