総懺悔の地震学者から瞠目の「新学説」

「関東大震災は向こう100年来ない」という中央防災会議の予測は大間違い。東京湾にも大津波が来る。

2011年12月号 LIFE

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「東日本大震災を事前に指摘できなかったのは地震学の大きな敗北だ」 全国の地震研究者らが集う日本地震学会秋期大会が10月12~15日、静岡市で開かれた。最終日には特別シンポジウム「地震学の今を問う-東北地方太平洋沖地震の発生を受けて」が行われ、地震研究者自ら大地震を予見できなかった反省と今後の地震研究のあり方を総括した。討論の柱は、①なぜ巨大地震を想定できなかったのか。問題点を洗い出そう、②地震学会は国の施策とどう関わっていけばいいのか。研究者の社会的役割とは何か、③「防災」のために何が足りなかったのか。防災といかに向き合うべきか、④教育現場やメディアを通じて地震研究者の知見をどう伝えたらいいのか――だった。500人の参加者から、次のような厳しい自己反省が聞かれた。「過去100年ほどのわずかな期間のデータから、地震はマグニチュード(M)8程度だろうと考えてい ………

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