「福耳の虎」枝野が東電を生殺し

師匠の仙谷と組み「原子力ムラ」を一刀両断。ライバル前原に追いつき、「ポスト野田」の先頭へ。

2011年11月号 BUSINESS

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鉢呂吉雄経済産業相の辞任で緊急登板した枝野幸男氏が、強硬姿勢で存在感を示し始めた。官房長官時代から「アンチ東電」だったが、電力会社に許認可権を持つ経産相の権限をフルに活用する荒療治の構えで、経産官僚への圧力を強めている。東京電力に振り上げた拳の落とし所を誤ると、政治家の力量に疑問符が付く。経産官僚は反発し、面従腹背に走る恐れもある。野田佳彦首相は枝野流を容認しているが、枝野氏にとって、師匠の仙谷由人前官房副長官との連携も生命線となろう。

最も露出度が高い閣僚に

「経産省の様々な行動、対応については、少なからず問題があった。膿をすべて出し切ることで国民に応えられる経産省を作っていかねばならない。その先頭に立っていく」枝野氏は就任会見で、国民にくすぶる経産省への不信感について尋ねられると、こう表明した。「死のまち」発言の鉢呂氏のピンチヒッターとして、首相が見込ん ………

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