佐藤みずほ総帥が仕掛けた「劇薬」

メガバンクが信託銀行を吸収統合したら、不動産業界は死活問題。佐藤社長の「暴走」か。

2011年11月号 BUSINESS

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周回遅れの焦りか、確信犯か――。佐藤康博みずほフィナンシャルグループ(FG)社長が打ち出したグループ3銀行(みずほ銀行、みずほコーポレート銀行、みずほ信託銀行)の統合構想が波紋を呼んでいる。とりわけ、所管外の国土交通省が「佐藤構想」に神経を尖らせているというから、驚く。なぜか。答えは「不動産」にある。産業界に圧倒的な影響力を持つメガバンクと不動産ビジネスを手がける信託銀行が統合(一体化)したら、既存の不動産業界にとって桁違いの脅威となり、死活問題になりかねない。突如、「銀信統合」のタブーに挑むと言い出した佐藤みずほ総帥の「暴走」に、みずほ内部も金融庁も困惑の色を隠せない。

国土交通省は「門前払い」

騒ぎの発端は、今年6月22日に佐藤みずほFG社長が記者会見で口にした銀行・信託の統合検討発言だ。ところで、佐藤氏がみずほ総帥の座に就くまでには波乱があった。3月に2度目の大規模 ………

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