小出・中日新聞社長が「電子新聞断罪」発言

2011年11月号 連載 [メディアの急所]

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電子新聞は「行き先不明のバス」のようなもの――。中日新聞の小出宣昭社長が業界専門紙の共同会見で答えた内容が話題を呼んでいる。全国紙がこぞって電子新聞に参入する中で「我が道を行く」方針を鮮明にしたからだ。小出氏はロンドン特派員、名古屋本社編集局長、専務・東京本社代表などを経て、今年6月に社長に就任。社長としてインタビューに登場するのは初めてという。就任の抱負などについては、著名な学者の言葉を借りて「楽観主義」や「守るべきものは守り、変えるべきものは勇気を持って変える」ことを強調し、まずまずの受け答えだった。ところが、電子新聞については「日本はどうしても流行に弱いので、すぐ『バスに乗り遅れるな』となるが、それがどこ行きかをあまり考えない」と、日経や朝日が先導する電子新聞ブームをやんわりと批判。さらに「電子新聞事業は金脈ではない」「紙とデジタル ………

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