「負け犬」オバマに共和党の勝算

大統領選の前哨戦では二転三転。「要は経済だよ」とばかりに、オバマの弱点を攻め立てる。

2011年11月号 GLOBAL

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2012年の米大統領選挙まであと1年。民主党のバラク・オバマ大統領には経済不振と支持率低下の逆風が吹き、自ら「負け犬」と弱音が漏れるなか、共和党は政権奪回のビッグチャンス。だが、予備選挙・党員集会に名乗りを上げた候補者の面々は、目まぐるしく先頭が入れかわり、マラソンレースは混沌としている。前回出馬した冷静沈着な億万長者、ミット・ロムニー前マサチューセッツ州知事(64)が6月初めに再出馬を表明すると「ロムニーで決まり」と思われるほど支持を集めた。その後、保守派の草の根運動ティーパーティー(茶会党)が支持するミシェル・バックマン下院議員(55、ミネソタ州)が8月13日にアイオワ州エイムズで行われた共和党候補の指名を争う模擬投票で28・6%と最高の支持を獲得して勢いづいた。ところが、歯に衣着せぬ物言いのリック・ペリー・テキサス州知事(61)がカウボーイ・ハット ………

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