カネがなくなった小沢一郎

「ポスト小沢」の本命、細野原発相でさえ、どこまでついていくか。カネの切れ目が縁の切れ目。

2011年11月号 POLITICS

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10月6日午前、東京地裁で始まった政治資金規正法違反の初公判で、民主党の小沢一郎元代表は「検察は小沢一郎を標的にし、政治的、社会的に抹殺する目的だ」と吠えた。が、その直後、有罪判決を受けた小沢の元秘書、石川知裕衆院議員は記者団に「(判決がでる予定の)来年の4月まで小沢さんは動けない。影響を行使する力が弱まるでしょうね」と冷静に分析してみせた。前日5日には、都内のマンションにある小沢氏の個人事務所を、小林正枝、三宅雪子、相原史乃、青木愛氏ら小沢グループの女性議員が、次々に激励に訪れた。三宅氏が法廷闘争の行方を気遣うと、小沢氏は「大丈夫さ」と答えたという。小沢グループは約120人。民主党内最大の勢力を誇る。菅政権が退陣に追い込まれたのは、小沢氏が内閣不信任案に同調する構えを見せ、揺さぶったからだ。小沢氏の力の源泉は「数」と「カネ」であり、詰まる所は ………

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