「物言わぬ総理」では国難を克服できない
2011年11月号 POLITICS [インタビュー]
――参院予算委員会質疑で首相に迫った。手ごたえはいかがでしたか。白浜 ひとことで言えば「物言わぬ総理」ですね。答弁は所管の大臣任せ。自分の考えを仰らない。どんな国づくりをするのか、経済対策の柱は何なのか、さっぱりわかりません。もう一つは、「政治とカネ」に対する姿勢が極めて消極的なこと。元秘書3人が有罪判決を受けた小沢一郎元代表は、国会で説明責任を果たすべきです。ところが、野田さんは 「証人喚問は国会の中で決めてもらうこと」と逃げの答弁ばかり。こうした不誠実な姿勢こそが、国民の政治不信を増幅させているのです。――世論調査によれば、野党支持層には復興増税反対が多く、公明党支持層の75%が反対だそうです。白浜 増税は常に皆さん大反対ですよ(笑)。とはいえ、大震災からの復興には、途方もないお金がかかる。その負担を国民全体で背負うコンセンサスはできている ………
オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。
FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。