三菱地所の「お笑い」国際化戦略

トップが唱える「脱・丸の内」が全く進まない。中国では三菱商事にお株を奪われる体たらく。

2011年11月号 BUSINESS

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人それぞれ性格や気質が異なるように、企業の社風や体質も歴史とともに育まれ、いったん根づいてしまうと、容易には改められない。それが「悪しき土壌」などと呼ばれるようになると、流れを変えるのは至難の業だ。筆者が知る限り、三菱地所ほど、「社内改革」が難しい会社はない。歴代トップが、どんなに「脱・丸の内」路線を唱えても、実際には「丸の内の大家」という発想から抜け出せないからだ。「今は何が起きても不思議でない不透明な時代だ」︱︱。9月21日、都内のホテルで開かれた三菱地所の記者懇親会で、会長の木村惠司(64)はこう挨拶した。この日、台風15号が日本列島を縦断し、都内の交通網は大混乱。出席者は例年の半数程度だったが、役員のプライベートなスナップ写真がスクリーンに映し出されるなど新趣向も披露された。

お寒い限り「海外事業展開」

木村は6年間務めた社長を4月に退き、不動産協会の理事長に三菱 ………

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