撤退する「英テスコ店舗」をイオンとウォルマートが争奪か

2011年11月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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世界3位の小売業、英テスコが日本市場から撤退する。テスコが首都圏を中心に展開する約120の小型店をめぐり、国内最大手のイオンと世界最大の米ウォルマートが関心を示しており、日米の流通2強を軸に争奪戦が展開されそうだ。テスコは03年、ディスカウント店「つるかめ」「つるかめランド」を運営するシートゥーネットワークを約330億円で買収し、日本市場に参入。低価格のプライベートブランドを武器に安売り攻勢を仕掛けたが、「国内勢に品ぞろえで対抗できず、日本市場から新興国に成長戦力の軸足を移す」(欧州系投資銀行)ことになった。もともとイオンは首都圏の店舗網がライバルのセブン&アイ・ホールディングスに比べて手薄なうえ、主力の業態を郊外型の大型ショッピングセンターから都市型の小型店「まいばすけっと」に切り替えており、「テスコの小型店は喉から手が出るほど欲しいはず」(コ ………

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