汚職インドに「第二のガンジー」

政治家汚職の対策法案が、議会で店ざらし。民衆の憤りを体現したハンストが壁を破った。

2011年10月号 GLOBAL

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8月に独立64周年を迎えたインドで「政治腐敗に対する聖戦」という第二の独立運動が盛り上がっている。8月後半の約2週間、「非暴力の聖者」マハトマ・ガンジーを信奉するアンナ・ハザレ(74)のハンガーストに世界の耳目が集まった。数千人のデモ参加者たちが「私はアンナ」と記した帽子やTシャツを身につけて国歌を歌い、国旗を振りかざして大通りを練り歩いたのだ。デモは首相官邸の前にも押し寄せ、年配者たちは独立運動を思い出した。膨れ上がった市民デモが訴えたのは、議会で審議中の汚職対策法案(ロクパル=オンブズマン)にハザレが要求した3項目を盛り込めというもの。①各省庁の公務員の義務を規定した市民憲章の制定、②捜査対象に下級官僚を加える、③各州に汚職防止オンブズマン(ロカユクタ)を設立すること――である。汚職対策法案は68年以来8回も議会に提出されながら、過去のどの政権も汚 ………

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