「中国空母」は国家的虚栄心の玩具

第2列島線内の制海権を狙うなどと危機感を煽るが、その戦闘能力は張り子の虎だ。

2011年10月号 GLOBAL

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去る8月10日、大連沖で試験航行を始めた中国初の航空母艦はまだ艦名が決まっていない。「ワリヤーグ」はソ連時代の名で、中国名は「施琅(シラン)」だと報じられたこともある。明末の海賊・貿易商、鄭(ゼン)芝竜(ジルン)(鄭成功の父)の部下だった施琅は、満州族の清に投降し、1683年に台湾を攻め、鄭成功の孫を降伏させたが中国では変節漢として悪評がある。軍艦にその名をつけるのは変だ、と感じていたが、今年4月27日の記者会見で中国は施琅説を否定した。この空母は黒海北岸、ウクライナのニコラエフ造船所で1988年に進水した際にはラトビアの首都にちなんで「リガ」と命名されたが、バルト三国はソ連から離反し91年9月独立したため「ワリヤーグ」と改名した。同年末のソ連邦崩壊後、同艦は工事が約75%進んだ状態で放置された。98年にマカオの観光会社がスクラップ価格の2600万ドルで買い取 ………

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