「野田外交」の裏を仕切る長島昭久首相補佐官

2011年10月号 POLITICS [ポリティクス・インサイド]

  • はてなブックマークに追加

野田佳彦首相は外交安全保障担当の首相補佐官として、長島昭久衆院議員(49)に白羽の矢を立てた。長島氏は、党内きっての外交・安保政策のエキスパート。外交手腕に不安のある野田首相のブレーンとして、当面は米軍普天間飛行場移設問題で揺らいだ日米関係の再構築に力を注ぐ。長島氏は慶応大大学院を修了後、米ワシントンのシンクタンクに在籍。アーミテージ元米国務副長官やマイケル・グリーン元米国家安全保障会議(NSC)アジア上級部長ら米国の有力知日派と太いパイプを持つ。09年の鳩山政権発足とともに防衛政務官に就任。鳩山由紀夫首相のもとで普天間飛行場の移設問題が迷走し、ヒビが入った日米関係を「裏方として懸命に支えた」(外務省筋)。また、菅政権においては、東日本大震災と福島第一原発事故への対応で、自衛隊と米軍の連携を図るため水面下で奔走した。さらに、野田氏が民主党代表 ………

ログイン

オンラインサービスをご利用いただくには会員認証が必要です。
IDとパスワードをご入力のうえ、ログインしてください。

FACTA onlineは購読者限定のオンライン会員サービス(無料)です。年間定期購読をご契約の方は「最新号含む過去12号分の記事全文」を閲覧いただけます。オンライン会員登録がお済みでない方はこちらからお手続きください(※オンライン会員サービスの詳細はこちらをご覧ください)。