「韓国製部品」に雪崩を打つ日本の自動車メーカー

2011年10月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]

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日本の自動車メーカーが雪崩を打ったように韓国の自動車部品の購入に走りだした。その先陣を切ったのは外資(仏ルノー)の傘下にある日産自動車。韓国の自動車部品大手、万都(京畿道平沢市)にショックアブソーバーなど410億ウォン(約30億4800万円)相当の部品を発注し、最大手の現代モービス(ソウル市)との間でもモジュール(機能部品)の購買交渉を進めている。さらに、三菱自動車と富士重工業も現代モービスに合計2億3300万ドル相当の自動車用照明モジュールを発注した。ダイハツ工業は韓国部品大手のS&T大宇(釜山市)に100億ウォン(約7億5千万円)相当のショックアブソーバーを発注した。こうした動きを受けて、トヨタ自動車も韓国製部品の導入を検討し始めた。万都、現代モービス、S&T大宇はいずれも韓国自動車メーカーと密接な関係にあり、日本の乗用車完成車メーカーの国内工場に部品を ………

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