貞観時代が教える「ここが危ない」

今世紀は天変地異の9世紀とそっくり。歴史を紐解く専門家は「首都圏直下と南海トラフの地震が怖い」と口を揃える。

2011年10月号 LIFE [歴史は繰り返す]

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東日本大震災から半年が経った。M(マグニチュード)9.0というあの地震は、平安時代に起きた貞観地震(869年)の再来といわれた。貞観地震に伴う津波で多賀城下では1千人が溺死したという。多賀城は大和朝廷が蝦夷を制圧するための軍事的拠点として築城したが、貞観地震で倒壊し廃城となった。『日本三代実録』は、この地震で発生した大津波で、城下に海水が怒濤となって押し寄せたと記述している。最近の調査では海岸から数キロの内陸で津波の堆積物が見つかり、専門家は貞観地震を従来より大きな地震とみるようになった。貞観地震は、今回の東日本大震災と同じような大津波を伴う巨大地震だったのである。東日本大震災と貞観地震がよく似ているだけではない。貞観地震が起きた9世紀は、地震や火山噴火が相次いだ。それは20世紀末から今世紀にかけて起こった地震・火山活動と酷似しており、今後、日本 ………

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