日立・三菱重「破鏡」の真相

日経の「決め打ち」に三菱側が激怒。記者会見は延期になったが、4年がかりの交渉の大筋は変わらない。

2011年9月号 BUSINESS [日立が日経に書かせた!]

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日本経済新聞が8月4日付朝刊の第1面トップ2段ブチ抜き見出しで報じた日立製作所と三菱重工業(以下、重工)の「世紀の統合劇」は、もともとこんな内容だった。「高速鉄道車両を軸とする社会インフラ」「水処理が中心の環境」「発電プラントに再生可能エネルギーを加えたエネルギー」「IT」の4分野で統合を検討し、公正取引委員会の認可が得られれば2013年春をメドに新会社を設立する。そのため両社社長をトップとする準備委員会を双方に設け、早急に話し合いを始める。8月4日午後5時から発表する段取りだったが、当日の日経朝刊が新会社設立の話にふくらし粉を入れて「日立と三菱重工は経営統合に向けて協議を始めることで基本合意した。両社の主力である社会インフラ事業などを統合、売上高12兆円超の巨大企業が誕生する」と書きたてたものだから、話がこじれた。実際、両社の交渉過程では経営統合にま ………

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