東証AIM第1号「戸板返し」の裏

無残なメビオファーム初値。実は470億円が闇に消えた事件で退場する企業と入れ替わり。

2011年9月号 DEEP

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東証よ、お前の目は節穴か――。そう叫ばずにはいられない。東京証券取引所がロンドン証券取引所と共同で設立したプロ向け市場「TOKYO AIM」。四半期開示や内部統制報告書が不要なうえ、国際会計基準が採用できるなど、上場規制を思い切り緩くして2009年6月に鳴り物入りで誕生した。ところが、東証に代わって上場審査を担う証券会社が二の足を踏んだため、2年以上も上場案件なしの「空っぽ市場」。そこにやっと待望の第1号案件が生まれたとあれば、本来は慶事だが、栄えある第1号がメビオファームでは筋が悪すぎないか。同社はグラクソ・スミスクライン出身の藤沢忠司・代表取締役が大学の研究者などとともに設立した。既存薬剤を微小なカプセルに閉じこめ、ガンなどの病変部に効率的に薬剤を届ける薬物送達システム(DDS)の製剤技術を持つ。「ガン細胞そのものを狙い撃つことで副作用を軽減できる夢の技 ………

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