2011年9月号 BUSINESS [ビジネス・インサイド]
武富士買収のキーマンは誰か。7月に行われた更生計画案提出の記者会見に臨んだ管財人の小畑英一弁護士の隣には、受け皿会社となった韓国のA&Pファイナンシャル貸付(以下、A&P社)の山本潤(崔潤)社長が座り、その隣には勝見泰彦氏が陪席していた。勝見氏の現在の肩書は、A&P社の営業戦略室長で、山本社長とともに武富士の管財人代理を務める。勝見氏は09年4月末まで、武富士のライバル、プロミスの広報部長を務め、業界筋では「名物広報部長」として有名だった。その勝見氏がなぜ、A&P社の営業戦略室長として、武富士の管財人代理を担うことになったのか。04年に三井住友フィナンシャルグループの傘下に入ったプロミスは、経営再建のため猛烈な人員削減を行った。勝見氏も仙台支社長に異動となり、リストラの指揮を執らされた。虚無感に囚われた勝見氏は09年10月に退社する。それから1年後の昨年9 ………
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