江 凌(広東省東莞市副市長)

サプライチェーン急回復で「世界の工場」健在

2011年9月号 GLOBAL [インタビュー]

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――3月11日の東日本大震災は製造業のサプライチェーン(供給網)を寸断し、影響は海外にも及びました。「世界の工場」と呼ばれる珠江デルタ地区の状況はどうでしたか。江 震災の影響は予想を超えるスピードで波及しました。東北や北関東の被災地で生産されていた部品や素材の供給が滞り、在庫も底をついた5~6月にかけては、電子機器や自動車部品の工場で生産の一時停止や減産が相次ぎました。ただし、復旧の早さも予想以上でした。7月末までに、東莞市内の日系企業の生産は震災前の水準に回復しました。これはひとえに日本の製造業の優秀さと努力の賜だと思います。我々地元政府も、日系企業の貨物の通関を優先したり、税金の還付を前倒しにして企業の資金繰りをサポートするなど、特別な支援体制を取りました。――震災の経験を通じて、日本メーカーは基幹部品を国内だけで生産することのリスクを痛感し ………

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