リクルート「フェイスブック騒動」の背景

2011年9月号 連載 [IT万華鏡]

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リクルートの主力事業である飲食店クーポンサイト「ホットペッパー」と旅行予約サイト「じゃらんnet」の横暴な振る舞いに加盟店から非難の声があがっている。その舞台となっているのは、世界で7億5千万人のユーザーを誇るフェイスブックだ。フェイスブックには企業や店舗などが自由に宣伝ページやクーポンを作成できる無料のツールが揃っているが、リクルートはそれを使って自社サービスの加盟店の宣伝ページを承諾なしに作成したのだ。同社はホットペッパーに掲載されている飲食店情報やクーポンをフェイスブックに勝手に自動転載。もとから自前でフェイスブックを活用していた飲食店から「妨害行為だ」との反発が起こり、問題が明らかになった。6月末には、じゃらんの加盟施設約2万1千軒に対し、フェイスブックページを自動生成するとファクスで一方的に通知。これまた一部の旅館施設から猛反発を受け ………

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