トヨタが現代自動車に「コロ負け」

新興国でまったくヒット車がないトヨタ。虎の子のプリウスも「ガラパゴス化」し、日本国内でしか売れない。

2011年8月号 BUSINESS [ 敗因は「ダブルスタンダード」]

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「歴代『カムリ』の中で最高のものができあがりました」。トヨタ自動車の豊田章男社長は6月29日、米国で開催されたディーラー大会で、秋にモデルチェンジする主力車の映像を見せながら力説した。「カムリ」はトヨタの収益を支えるドル箱だ。2010年にモデル末期の米国で32万8千台(前年比8%減)を売り、9年連続で乗用車部門1位を誇る。常にホンダ「アコード」とトップを競う名車だ。1車種かつ1国内の販売台数が自動車工場一つ分の「30万台」を超える車は多くない。しかし、その看板車種に危機が忍び寄る。豊田社長は自信満々に振る舞うが、内心は穏やかでない。社内では「現代に負けている!」が口癖になっており、開発部門などに檄が飛ぶそうだ。

燃費性能で「ソナタ」に軍配

新型カムリの危機とは、09年にモデルチェンジした韓国の現代自動車「ソナタ」に性能、デザインで歯が立たず、打ちのめされるという観測である。実際、昨 ………

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