インテルが無敵の「デジタルヘルス」連合

2011年8月号 BUSINESS

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次世代の成長市場である健康管理・医療機器のIT化(デジタルヘルス)市場で早くも強者連合が形成された。米半導体大手インテルが唱え、米日欧韓の有力IT、健康・医療機器、製薬メーカーが加わる非営利団体「コンティニュア・ヘルス・アライアンス」が、世界のデジタルヘルス用通信規格のデファクト・スタンダード(事実上の世界標準)を狙う。対抗勢力とみられた米通信大手クアルコムは最近、コンティニュアの軍門に降った。「より良いヘルスケアの実現」の美名の下に、インテルは自社チップのデファクト化によりパソコンで享受した「ウインテル」の甘い果実の再来を、加盟各社は成長市場での収益確保を目指している。コンティニュアはインテルが音頭を取って2006年6月、血圧計や体重計といった健康機器のIT化の促進や通信規格の世界標準化を目的に結成したNPOだ。当初の参加企業は22社で、IT大手のマイ ………

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